さく井工事
(深井戸・浅井戸)
主に掘削深度が深く被圧された地下水を取水する井戸を深井戸といいます。
深井戸でのメリットは、安定した水量・水質を確保することが期待できる点です。
用途・深度・施工環境に応じた設備にて施工いたします。
温泉ボーリング
消雪・水道水源・工業用他さく井
~800m(深井戸)
~200m(深井戸)
~60m
~水が出るまでの流れ~
孔内検層(掘削完了後、地層の判定)
ケーシングプログラムの作成
ケーシングパイプ(SGP)接続降下
ケーシングパイプ(VP)接続降下
ケーシングパイプ(SGP)接続降下
ケーシングパイプ(VP)接続降下
揚水試験(井戸の能力判定)
取水設備
井戸を構築した後、必要となる取水設備(水中ポンプ等)の設計・施工を行います。
井戸の能力・他設備を考慮し設計する必要がある為、適正なポンプの設置位置・機種設定・設置方法等、様々な条件を検討する必要があります。
水中ポンプ設置前
水中ポンプ・揚水管を接続し降下します。
水中ポンプ設置完了
配管・土木工事
井戸から揚水をおこなうには、配管が必要になります。
その為、鉄管(SGP)・樹脂管(VP)等各種配管材を用いて配管施工いたします。
また地下埋設ピットや基礎等の土木工事も行います。
道路上、駐車場など設置箇所に応じた地下埋設ピットを設置します。
ポンプから汲み上げた水を使用する施設へ送る為の配管を施します。
電気設備工事
水中ポンプなどの取水設備を動作する為には、電気での動力源が必要となります。
それらを操作する、自動・手動(任意)制御盤や電気工事も施工いたします。
降雪センサーにて自動制御
完成
不具合を生じた設備
(修理メンテナンス)
消融雪設備工事
道路や駐車場、ビニールハウスなどの積もる雪を解かす為の装置を施工いたします。
年間を通して15℃平均の地下水の温度を利用し、主に消雪ノズルからの散水により融雪を行います。
また歩道や玄関前のアプローチ等には地中熱を利用した無散水式の融雪装置もご利用いただけます。
散水による消雪パイプの施工
掘削
配管、及びコンクリートの打設
施工完了
散水状況
無散水融雪パネルの施工
融雪パネル設置
施工完了
融雪状況
調査業務
不具合を生じた井戸には、その不具合程度の状態を確認する為、実際に揚水試験を行い水量・水位変化・揚砂量等の測定をします。
また、直接的に井戸内を水中カメラにより観察調査する事で破損箇所や不具合状態を断定した上で改修計画を立案いたします。
簡易揚水試験
(写真は既に揚砂により濁っている)
混入砂量のチェック
既に砂及び充填砂利が混入している為
ケーシング管に破損の疑い
不具合・破損箇所を調査する為
水中ポンプを引上げ水中カメラ投入
小型水中カメラ
投影モニター・操作パネル
井戸内カメラ映像(側面部)
正常な集水ストレーナー
きれいな状態の防砂網
破損している集水ストレーナー
防砂網が破損し砂利が覗き込んでいる
ケーシングパイプ接続部不良
腐食によりパイプ接合部に穴が開いている
不良集水ストレーナー
スケールが付着し目詰まりしている
井戸内カメラ映像(直視部)
井戸を真上から見た映像
井戸改修
長期にわたり使用された井戸の中には、揚水量の減少・水位の低下・水質変化・井戸ストレーナーの腐食、目詰まり等が多くなります。
また、浅井戸では地表近くの地層に滞留した地下水を汲上げる性質上水質・水量が不安定で、地表付近からの汚染も受け易い性質があります。
井戸の健康状態を保つには定期的な点検・メンテナンスが必要になります。
井戸の洗浄(水量減少の回復)
井戸の洗浄(水量減少の回復)
簡易揚水試験(回復水量の確認)
二重ケーシング
(破損している既存ケーシング管へ内層管を施す)
二重ケーシング
(破損している既存ケーシング管へ内層管を施す)
簡易揚水試験
(施工後の揚水量・揚砂量の確認)
日常点検
お客様へ確実により良いものをお渡しするには、施工に用いる機材ツールスの日常管理、施工中の測定管理は欠かせません。
弊社エンジニアは井戸のプロ集団として、一切の妥協を許さず誇りを持って施工にあたっております。
掘削ツールのヘルスチェック・整備
掘削施工の可否を大きく左右する使用泥水の管理
設計・解析
CADソフトによって構造物等の計画を描きます。
設計段階で知りうる全ての情報を基に不備なく、施工に移ることができる為に詳細な部分まで的確に作図します。
また、より良好な帯水層を求める為に弊社の豊富な施工実績と有能な技術者が地層の判定・解析を行い、高品質な井戸を計画・施工いたします。